Yahoo! JAPAN ニュースは、お酌に関する風刺記事のフェイクニュースを報道した。

このYahoo! JAPAN ニュースの記事は、NEWSポストセブンの記事が転載されたもの。記事の執筆者である中川淳一郎氏は、日本の伝統的なお酌の文化がオンライン上で批判を集めており、The Rising Wasabiによる偽ニュースが外国人をだまそうとしていると報じた。

取り上げられているのは、2016年にThe Rising Wasabiで公開された「メルケル独首相、G7の男性参加者からビールを注げと言われる」の記事。

中川氏は、The Rising Wasabiのことを「これは日本社会を英語でおちょくる偽ニュースだらけのサイト」と紹介し、多くの人がこの記事を読んで騙されたとしている。また、ジェンダー関連の話題はフェイクニュースでも一瞬で怒りを買い、偽ニュースであると見抜く判断力を鈍らせると報じている。

The Rising Wasabiのジェンダー関連の記事に関しても、読者が「The Rising Wasabiについて」のページをクリックする力を弱めたことが想像される。

中川氏は記事内で、お酌はされたくないが、そういったことは通例であるとお酌文化を弁護している。

こういった通例は、男女という性別における差別ではなく、日本社会における男女間の階層的関係の結果であり、女性はただ社会的階層のピラミッドの底にいるということを示している。

記事では、あるイベントで男性が女性にお酌をしていた場面があったにも関わらず、女性が男性にお酌をしている写真をソーシャルメディアに投稿し、批判を集めたことを例に挙げている。

「ここら辺のセンスの無さは致命的である。」と中川氏はコメントをしている。

中川氏は、地方の商工会の懇親会や業界団体の集いに講師として参加するとき、男女比が9:1または、全員が男性の時もあると指摘する。また数人でも女性が参加している懇親会では、「ほら、中川先生の隣に行きなさい。きちんとお酌もするのですよ」と言っている場面に出くわすこともあるという。

「別に私自身、お酌はされたくないし、周囲が男性だらけでも構わないのだが、古い体質の組織だとゲストの周囲には女性を配置することが通例となっている。」と中川氏は語る。また、男性に囲まれるよりも周りに可愛い女性がいたほうが良い、と言われることも頻繁にあるとのこと。

このような事態は、ある大学のように女性の合格者を操作しなければ防げていたかもしれない。

解決策として中川氏は、近くのクラブから宴会場に20人程ホステスを呼んだ後、2次会でそのホステスのお店に行った様子をソーシャルメディアに投稿するのを避けるように呼び掛けた。

風刺媒体が本物ではないニュースを報じていると指摘した記事で、中川氏の記事ほど知的なアドバイスを提供したものはない。

Image: Yahoo! News JAPAN

翻訳: Yuki

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